研究課題/領域番号 |
18K07789
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
石井 良 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (90794008)
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研究分担者 |
石田 秀和 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (50467552)
小垣 滋豊 大阪大学, 医学系研究科, 招へい教員 (00311754)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 心筋症 / 心筋線維芽細胞 / 心筋細胞 / 遺伝子発現解析 / 心臓移植 / 拡張型心筋症 / RNA-seq / 拘束型心筋症 |
研究成果の概要 |
小児の特発性心筋症はその発祥の原因については未だ不明な点も多い。我々は多くの小児心筋症患者の遺伝子解析によりその原因遺伝子について特定を行うことが出来た。また、心臓移植や補助人工心臓植え込みの際に得られた患者の心臓から心筋線維芽細胞を培養して研究を行った。患者由来の心筋線維芽細胞は、健常な心筋線維芽細胞とは遺伝子発現が著しく異なっており、健常な心筋細胞とともに培養すると、健常な心筋細胞の収縮能や拡張能に悪影響を与えることが明らかになった。そして、心筋症患者由来iPS細胞を樹立することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の私達の研究により、これまで心筋細胞にのみ原因があると考えられてきた特発性心筋症の病態において、心筋線維芽細胞が重要な役割を果たしていることが明らかとなった。心筋症の患者から得られた心筋線維芽細胞が、健常な心筋細胞の収縮能や拡張能に悪影響を与えているということは大きな発見である。今後、心筋細胞だけでなく心筋線維芽細胞もターゲットとした新しい治療法の開発につながる可能性がある。
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