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病的血管新生に働くVEGF下流分子を標的とする副作用のない未熟児網膜症治療の試み

研究課題

研究課題/領域番号 18K07801
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
研究機関杏林大学

研究代表者

福原 大介  杏林大学, 医学部, 講師 (10547805)

研究分担者 福冨 俊之  杏林大学, 医学部, 助教 (30439187)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードTSAd / 未熟児網膜症 / VEGF / SH2D2A
研究成果の概要

未熟児網膜症の治療標的として、近年、その発症機序から血管内皮増殖因子 (VEGF)シグナル系が注目されている。我々はこれまでにTSAdという分子がVEGFシグナル系の下流分子であることを見出し、VEGFが誘導する血管新生に必須であることを証明した。そこで本研究では、TSAdを欠損することにより未熟児網膜症マウスモデルの重症度の変化を解析した。結果、TSAdを欠損することにより、重症度の減弱化が観察され、TSAdは治療標的部位として可能性を秘めている。

研究成果の学術的意義や社会的意義

抗VEGF薬の眼内注射による治療は、従来のレーザー治療のように網膜を破壊することなく、この異常な血管新生を抑制し、ROPの進行を防ぐ。しかし、VEGFは脳などの中枢神経系の血管の発達にも重要であり、VEGFを直接阻害する治療は、その作用の多様性から、発達途上の小児期では副作用を慎重に考慮する必要がある。TSAdは、VEGFが病的に発現している環境下でより機能する分子の可能性があり、この分子を標的にする治療法は、抗VEGF薬に比し、効果が限定され、より副作用の少ない治療法として期待できる。

報告書

(6件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2024-01-30  

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