研究課題/領域番号 |
18K07843
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
下野 九理子 大阪大学, 連合小児発達学研究科, 准教授 (60403185)
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研究分担者 |
橘 雅弥 大阪大学, 連合小児発達学研究科, 特任准教授(常勤) (10722952)
富永 康仁 大阪大学, 連合小児発達学研究科, 助教 (20599245)
岩谷 祥子 大阪大学, 連合小児発達学研究科, 助教 (60724903)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 小児 / 発達 / 認知 / てんかん / てんかん原性 / 脳波異常 / 神経炎症 / 難治てんかん / TMS / 脳波変化 / 抑制系 / 反復経頭蓋磁気刺激 / ニューロナビゲーション |
研究成果の概要 |
てんかんは神経細胞の異常放電による疾患であるが、小児期は神経興奮性が高く、てんかん発症の好発年齢である。近年、反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)では低頻度刺激においては神経活動を抑制的に誘導することが知られており、rTMSを用いててんかん性放電を抑制することを計画とした。rTMSの本邦における小児での経験がほとんどないため、小児を対象とするTMS実施の安全性、認容性について検討を行なった。思春期の非てんかん患者でナビゲーションシステムを用いて刺激を行ない、安全性を確認した。治療により神経興奮性を抑制できているかどうかの判定が課題となったため脳波のspike頻度と臨床経過の関係を検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小児においてもrTMSは有害事象なく安全に行えることが明らかとなった。一方、治療への応用という点においてはどのように評価するか、また治療強度や回数などまだわからないことが多く、今後の検討が必要である。またてんかんのタイプの適応についてもまだ明らかではない。脳波spikeの頻度は自然終息性てんかんでは顕著に変化していたが、難治てんかんにおいては発作がコントロールできていてもspike頻度が頻回に残存していることもあり、spike頻度だけではなく、脳波異常の広がりを評価する指標が必要である。
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