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発癌と炎症を促進するEnterococcus属を取り巻く腸内環境の解明

研究課題

研究課題/領域番号 18K07904
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53010:消化器内科学関連
研究機関金沢大学

研究代表者

飯田 宗穂  金沢大学, 附属病院, 助教 (40705604)

研究分担者 北村 和哉  金沢大学, 附属病院, 助教 (00579633)
藤永 由佳子  金沢大学, 医学系, 教授 (60252954)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード腸内細菌 / 腸内細菌叢 / 肝癌 / 腸炎
研究成果の概要

Enterococcus属は常在腸内細菌だが、免疫力の低下した宿主には病原性を持つ細菌であり、その存在を制御することが求められている。肝癌モデルマウスにおいて、健常な腸内細菌叢の移植がE. faecalisの腸内での増殖を抑制した。その結果、肝腫瘍数も減少させた。潰瘍性大腸炎モデルマウスにおいては、健常者の細菌叢の移植により、E. faecium腸炎を抑制する。しかし、プレドニゾロンを内服していると、腸管からのムチンの分泌が抑制され、抗菌ペプチドの量も減少した。その結果、E. faeciumが増殖することが分かった。Enterococcusを制御する細菌叢や宿主の因子について解明した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

腸内細菌叢が人の健康と疾患に大きな役割を持つことが解明されてきた。しかし100種類以上かつ100兆個近い細菌を含む腸内細菌叢は複雑であり、腸内細菌叢を制御する治療手段は未だ十分に発達していない。細菌叢の構成はpH、酸素含有量、栄養素含有量、抗菌物質の存在、ホストの免疫など腸内環境に制御され決定される。そのため、それらの因子を決定する細菌と細菌の相互作用、細菌とホスト細胞の相互作用の解明が求められているが十分には解明されていない。

報告書

(5件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2023-01-30  

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