研究課題/領域番号 |
18K07927
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53010:消化器内科学関連
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研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
藤谷 幹浩 旭川医科大学, 医学部, 教授 (80322915)
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研究分担者 |
上野 伸展 旭川医科大学, 医学部, 特任講師 (30436000)
小西 弘晃 旭川医科大学, 医学部, 特任助教 (30777181)
盛一 健太郎 旭川医科大学, 医学部, 准教授 (70455715)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | プロバイオティクス / 消化器癌 / 炎症性腸疾患 / 腸内細菌 / 認識機構 / フェリクローム / Heptelidic acid / ポリリン酸 / 大腸腫瘍 / 麹菌 / 乳酸菌 / ビフィズス菌 / 抗腫瘍 / 腸管保護 |
研究成果の概要 |
Aspergillus oryzaeの培養上清から抗膵癌分子heptelidic acidを同定した。この分子はp38 MAPK経路を介して細胞死を誘導した。また、マウス摘出小腸を用いた検討にてheptelidic acidが腸管を通過して膵へ到達し、抗腫瘍作用を発揮することが示唆された。heptelidic acidはGAPDH活性阻害によりメラノーマに対しても抗腫瘍効果を発揮した。Lactobacillus brevis由来ポリリン酸は腸管障害部位に血小板集簇させ創傷治癒を促進させた。また、Lactobacillus casei由来フェリクロームはp53活性化を介して抗膵癌作用を発揮した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
腸管保護活性や抗腫瘍活性を持つ非特異的な細菌代謝産物(酪酸、酢酸など)の報告は多い。しかし、プロバイオティクス由来の特異的な活性分子を同定し、その作用機序を解明した研究は非常に少なく、我々の報告に加え、Lactobacillus rhamnosus GG由来のp40やp75、Lactobacillus casei ATCC 334 由来のm2163やm2386などに限られている。本研究は、多数のプロバイオティクスについて、菌由来活性分子の同定とその作用機序を解明する独創的な研究であり、その研究成果は菌由来分子を用いた新規治療薬開発へと発展する高い社会的意義を持つ。
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