研究課題/領域番号 |
18K07935
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53010:消化器内科学関連
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研究機関 | 独立行政法人国立病院機構(金沢医療センター臨床研究部) (2019-2020) 金沢大学 (2018) |
研究代表者 |
小村 卓也 独立行政法人国立病院機構(金沢医療センター臨床研究部), その他部局等, 研究員 (90623322)
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研究分担者 |
酒井 佳夫 金沢大学, 医学系, 准教授 (80401925)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 膵臓癌 / マウスモデル / 免疫療法 / 免疫状態 |
研究成果の概要 |
実臨床像に近い、マウス膵癌腹膜播種モデル、肝転移モデルを作製し、Gemcitabineによる化学療法施行時における宿主免疫応答の変化を解析した。Gr1陽性CD11b陽性の骨髄由来免疫抑制細胞(MDSC)を標的とした免疫修飾がGemcitabine治療効果を増強させることを見出した。さらに、Gemcitabine治療において細胞障害性CD8+T細胞の活性化がみられ、免疫チェックポイント分子であるPD-1を標的とした抗PD-1抗体の併用により、Th1ヘルパーT細胞、M1マクロファージを誘導し、抗腫瘍効果を高めることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
膵臓癌に関する免疫治療において有望なものが開発されていないのが現状であった。膵臓癌特有の宿主免疫応答および線維化に富んだ腫瘍局所の免疫状態に対する研究が十分でないことが大きな要因と考えており、これらの宿主免疫状態を解明できた。本研究の成果が、今後の膵臓癌に対する新たな免疫治療を加えた化学療法開発においてブレークスルーとなる可能性がある。
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