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癌間質相互作用と癌組織の多様性を標的とした進行膵癌に対する分子治療法開発の試み

研究課題

研究課題/領域番号 18K07981
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53010:消化器内科学関連
研究機関東北医科薬科大学

研究代表者

佐藤 賢一  東北医科薬科大学, 医学部, 教授 (10282055)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード膵癌 / 癌間質相互作用 / 癌幹細胞 / 癌間質 / PKM" / Periostin
研究成果の概要

PKM2抑制細胞をNOGマウスに皮下注射すると造腫瘍能が低下した。PKM2ノックダウンによりECARは減少し,OCRに変化は見られなかった。PKM2発現抑制によりいくつかの代謝産物が減少し,とりわけPKM2の触媒により生成されるピルビン酸とポリアミンの一種であるスペルミンの減少が顕著であった。マウスの高転移肺癌株(Lewis lung carcinoma cell line, 3LL)をPOSTNノックアウトマウスと野生型マウスに移植して肺転移巣を解析した。その結果、POSTN KOマウスにおける転移巣の面積はコントロールマウスに比べ有意に小さいことがわかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では進行膵癌の新たな治療標的として癌間質相互作用と癌組織の多様性に着目した。また、癌間質相互作用と癌組織の多様性に関わる重要な分子としてそれぞれ、PKM2とPeriostinに焦点を絞った。PKM2は膵癌特有の代謝を制御し、膵癌の進展に関与していることが明らかとなった。また、PKM2の下流にスペルミンが存在することも明らかとなり、新しい治療標的分子となる可能性が示唆された。さらにPeriostinも膵癌進展に関与していること、癌の転移に関与していることも明らかにした。これらの知見は、いまだに予後不良である膵癌に対する新しい治療法の開発につながる可能性を持ち、社会的に大きな意義を持つ。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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