研究課題/領域番号 |
18K07991
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53010:消化器内科学関連
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研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
澤田 康司 旭川医科大学, 医学部, 講師 (80548660)
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研究分担者 |
長谷部 拓夢 旭川医科大学, 大学病院, 医員 (10596282)
田中 宏樹 旭川医科大学, 医学部, 助教 (70596155)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | NAFLD / 腸内細菌 / インスリン抵抗性 / 選択的インスリン抵抗性 / プロバイオティクス / NASH / 肝線維化 / 肝発癌 |
研究成果の概要 |
本研究では高脂肪食負荷マウス(HFD群)と高脂肪食+Lactobacillus brevis SBC8803(SBC)負荷マウス(SBC群)を用いて、SBCの非アルコール性脂肪肝改善効果、肝線維化改善効果と、そのメカニズム解析を行うことで、SBCの治療応用の可能性を探索した。HFD群に比較しSBC群ではNASH病態の改善がみられ、RNA sequencingの結果から選択的インスリン抵抗性の改善がそのメカニズムと考えられた。またHFD群とSBC群では腸内細菌叢に変化は認めず、腸内細菌叢の変化を介さないメカニズムが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肥満患者の増加に伴い非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の患者は世界的に増加している。NAFLDは肝硬変や肝癌へと進展する可能性のある疾患であるが、その治療は食事療法と運動療法であり、確立した薬物療法は糖尿病や脂質異常症など合併症に対するものが中心である。本研究ではLactobacillus brevis SBC8803が腸内細菌叢を変化させること無くNAFLD病態を改善させることが明らかとなり、薬物療法が少ないNAFLDにおける新たな治療薬となり得ることが示された。
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