研究課題/領域番号 |
18K08104
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
加藤 貴雄 京都大学, 医学研究科, 准教授 (30583877)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 心不全 / 栄養 / 飢餓 / 絶食 / 低栄養 / ミトコンドリア / heart failure / metabolome / omics analysis / fasting / 代謝 / 飢餓応答 / 多階層 |
研究成果の概要 |
「心不全は心臓と全身の飢餓応答であるか?」という問いを検証する事を目的とした。新しい測定技術により飢餓応答のデータベースを作成することができ、絶食により心機能低下が惹起された。また遺伝子変化は心不全モデルや人心不全マイクロアレイと一部共通の挙動を示した。肝臓・骨格筋・心筋のトランスクリプト―ム、メタボロームを含めた解析から、クラスタリングが可能であった。多階層の統合解析から、本モデルの心機能低下の機序の一部として、Gap junctionに関わる系、ヘム合成に関わる系の低下が示唆され、治療ターゲットとなる可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
心不全の一部は飢餓に対する反応であることが考えられ、大きな社会的な問題となっている心不全に対する、栄養学的アプローチの基礎的根拠を与えると考えられる。本モデルの心機能低下の機序の一部として、Gap junctionに関わる系、ヘム合成に関わる系の低下が示唆され、治療ターゲットとなる可能性がある。 また、多階層の解析手段は、臓器の連関を解く有用なツールであることが示され、他の疾患モデルの解析に有用であると考えられる。
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