研究課題/領域番号 |
18K08107
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
|
研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
中川 晃志 岡山大学, 大学病院, 講師 (70726132)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | Platypnea-orthodeoxia症候群 / 卵円孔開存 / 基準設定 / 態勢構築 / 実態把握 / POS / 心房中隔欠損症 / PFOカテーテル閉鎖術 |
研究成果の概要 |
本研究は、POS疑いのある患者を医療施設や通所リハビリテーション施設にて検出することとしていたが、コロナパンデミックの影響で有病率を評価することはできなかった。POS患者には上行大動脈の偏位や延長に加えて胸腰椎圧迫骨折が高率に認められ、胸腔内の構造変化がPFOを介した右左短絡の原因となることが示唆された。またPFO閉鎖術により低酸素血症の著明な改善が認められた。PFOを介したPOS患者において、経皮的PFO閉鎖術は有用な治療であることが示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Platypnea-orthodeoxia症候群は高齢者の健康寿命に大きく影響を及ぼす疾患であるが、一般的に認知度は低い。本研究により胸腰椎圧迫骨折や亀背を有する高齢者で原因不明の低酸素血症を認めた場合には本症が積極的に疑われるべきであることが示唆された。また卵円孔開存(PFO)を介したplatypnea-orthodeoxia症候群に対しては経皮的PFO閉鎖術が低酸素血症の改善に極めて有用な治療であることが示唆された。今後保険適応の取得に向けて取り組む必要が考えられる。
|