研究課題/領域番号 |
18K08215
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53040:腎臓内科学関連
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
中島 由郎 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (30455430)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | ネフロン癆 / 一次繊毛 / NPHP / ANKS6(NPHP16) / BICC1 / ANKS3 / ルートレット / BICC-ANKS3-ANKS6複合体 / ルートレティン / 翻訳抑制 / ANKS6 / RNA結合タンパク質 / 超解像顕微鏡 / シグナル伝達 / 細胞質顆粒 |
研究成果の概要 |
ネフロン癆の責任遺伝子産物(NPHP)は、主に細胞内小器官である一次繊毛に局在する。一次繊毛が発信するシグナルは、最終的に細胞増殖、細胞極性、細胞分化などを制御すると考えられている。本研究では、繊毛からのシグナル伝達に関わると考えられる分子群の解析を行い、その結果、NPHP16であるANKS6が一次繊毛INVコンパートメント以外にルートレットに蓄積していることを明らかにした。さらに嚢胞腎関連タンパク質であるBICC1やANKS3もルートレットに局在が確認され、これらがANKS6とともに巨大な複合体を形成して腎臓の形態維持に関与していることを示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
嚢胞腎関連遺伝子であるANKS6, BICC1, ANKS3の局在、結合能などを詳細に解析した結果、BICC1-ANKS3-ANKS6は一次繊毛ルートレットに局在し、巨大な複合体を形成していることを明らかにした。その結果、これまで数多く報告されてきたが未解明な点が多かった嚢胞腎関連遺伝子間の相互作用の理解に貢献できたと考える。
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