研究課題/領域番号 |
18K08230
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53040:腎臓内科学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
森戸 直記 筑波大学, 医学医療系, 講師 (70463825)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 転写因子 / 大Maf / 大 Maf群転写因子 / ネフロン / 糸球体上皮細胞 / 近位尿細管 / 腎発生 |
研究成果の概要 |
大Maf 群転写因子は、ネフロンでは、MafB, c-Mafが発現している。MafBは成体では糸球体腎臓の発生において、上皮化したネフロン前駆細胞は、糸球体上皮細胞、近位尿細管、遠位尿細管のそれぞれに分化する。MafBは上皮細胞に強く発現している。また、c-Mafは近位尿細管に発現していることが知られている。MafBノックアウトマウスの解析からMafBは糸球体上皮細胞と近位尿細管細胞の分化に必須であるが、遠位尿細管細胞ではそうではないことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大Maf群転写因子のネフロン発生と分化における機能については、糸球体上皮細胞についての報告はあるものの近位尿細管、遠位尿細管発生に関するものはほとんどない。MafBは糸球体上皮細胞と近位尿細管細胞の分化に必須であるが、遠位尿細管細胞ではそうではないこと、c-Mafは近位尿細管の発生には必須ではないことを示した。また、ネフロン前駆細胞の大Maf群転写因子の発現パターンを制御することで、将来的な再生医療に生かすことができる可能性がある。
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