研究課題/領域番号 |
18K08253
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53040:腎臓内科学関連
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
溝渕 正英 昭和大学, 医学部, 准教授 (90465203)
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研究分担者 |
緒方 浩顕 昭和大学, 医学部, 教授 (30296959)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 血管石灰化 / カルシトリオール / VDR / 内皮細胞 / ビタミンD / 炎症 / CKD-MBD |
研究成果の概要 |
正常ラットの大動脈リングを用い、通常培地もしくは高Ca高Pのミネラルストレス培地にカルシトリオールを添加して石灰化の程度を検討した。またヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVEC)を同様に通常もしくはミネラルストレス培地にて培養後、HUVECの内皮細胞マーカーの遺伝子発現と、透過性を検討した。さらに、血管平滑筋特異的VDR遺伝子欠損マウスへのカルシトリオール投与による血管石灰化への影響も検討した。カルシトリオールはミネラルストレスによる血管内皮細胞の透過性亢進を抑制することで、血管石灰化の進展を阻害した。またカルシトリオールの投与による血管石灰化促進にVSMCのVDRは関与していない可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、活性型ビタミンDのカルシトリオールは、CaやPのミネラル負荷による血管内皮細胞障害の抑制作用を有し、また、VDRを介した血管石灰化促進作用はみられなかったことから、ミネラル代謝異常を引き起こさないように適切に使用することにより、血管保護作用が期待されることから、動脈硬化対策の選択肢のひとつとなり得る。
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