研究課題/領域番号 |
18K08261
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53050:皮膚科学関連
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
中野 創 弘前大学, 医学研究科, 准教授 (90281922)
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研究分担者 |
澤村 大輔 弘前大学, 医学研究科, 教授 (60196334)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ポルフィリン症 / 遺伝性ポルフィリン症 / ヘム生合成 / ポルフィリン / 表皮角化細胞 / 真皮線維芽細胞 / メラノサイト / 皮膚線維芽細胞 / 線維芽細胞 / 毛細血管内皮細胞 / ポルフィリン代謝 |
研究成果の概要 |
ヒトの皮膚を構成する主要な3つの細胞である表皮角化細胞(KC)、真皮線維芽細胞(FB)、メラノサイト(MC)を対象として、ヘム生合成経路の9つの酵素の発現を調べた。各培養細胞から全RNAを抽出し、遺伝子発現をRT-PCRで調べたところ、ALAS2以外の8つの酵素をコードするすべての遺伝子の発現が確認された。次にKC、FB、およびMCから細胞質のタンパク質を抽出し、ウエスタンブロット法を行ったところ、ALAS2以外の8つのヘム生合成関連酵素のタンパク発現が確認され、MCにおけるALAD、UROS、CPOX、PPOX、FECHのタンパク発現量が他の細胞と比較して有意に高いことが判明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒトの皮膚構成細胞における、ヘム生合成経路で働く9つの酵素の遺伝子およびタンパク発現レベルを世界で最初に解析した。メラノサイトでの高い発現が証明され、この事実がメラノサイトのどのような生理的活動と関連するのかを明らかにするために、更なる研究が必要となり、学術的発展が期待される。
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