研究課題
基盤研究(C)
白斑部で発現低下を示す蛋白のスクリーニングを行い、GPNMBが基底層ケラチノサイトで消失し、IFNγによりJAK2依存性に制御している可能性を見いだした(Sci Rep. 2020)。紫外線照射は容量依存性にGPNMB発現を抑制したが、SCF、TNFαの発現を増強した。この蛋白をsiRNAにてノックダウンした培養ヒトケラチノサイトはSCFの発現を増強したことより、酸化ストレスと免疫応答により白斑が誘導された病変部ではメラノサイトの消失と平行してGPNMBが減少することで炎症性サイトカインの産生誘導によるメラノサイトの消失と白斑発症に関わる可能性が考えられた。
白斑病変部ケラチノサイトでGPNMBの発現が低下しており、in vitroの解析でIFNγがJAK2依存性にGPNMBの発現を制御していること、さらにGPNMBが細胞成長因子や炎症性サイトカインの発現制御御をしている事を見いだし、現在開発が進められているJAK阻害薬の標的の一つとなる可能性を考えており、今後の白斑治療薬開発に貢献しうる成果と考える。
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すべて 雑誌論文 (13件) (うち国際共著 3件、 査読あり 13件、 オープンアクセス 4件)
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