研究課題/領域番号 |
18K08275
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53050:皮膚科学関連
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
橋本 隆 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 特任教授 (20129597)
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研究分担者 |
TEYE KWESI 久留米大学, 付置研究所, 助教 (30599303)
石井 文人 久留米大学, 医学部, 准教授 (80330827)
鶴田 大輔 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 教授 (90382043)
立石 千晴 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 准教授 (40597308)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 自己免疫疾患 / 自己免疫性水疱症 / 自己抗体 / 免疫グロブリンクラススイッチ / クラススイッチ / サブクラス / BP180 / 粘膜類天疱瘡 / 免疫ブロット法 / リコンビナント蛋白 / 自己抗原 / 免疫グロブリン / 水疱性類天疱瘡 |
研究成果の概要 |
まず、IgG/IgA天疱瘡と線状IgA/IgG水疱性皮膚症血清中のIgGとIgA抗体の共存、水疱性類天疱瘡血中のIgE抗体の存在を確認した。抗BP180型粘膜類天疱瘡のIgGとIgA抗体のBP180 C末端部への反応性を詳細に検討するため、BP180 C末端部を3分割する小型のリコンビナント蛋白を作成し、それらを用いた免疫ブロット法で、患者血清のIgGとIgA抗体が同一のリコンビナント蛋白と反応していることを見出した。さらに、この結果を、IgG1-IgG4、IgA1、IgA2の6種の免疫グロブリンサブクラス特異的抗体を用いた上記リコンビナント蛋白のブロット法で確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の研究成果から、まず、いまだにその疾患概念が確立されていないIgA/IgG天疱瘡および線状IgA/IgG水疱性皮膚症の存在が証明され、水疱性類天疱瘡におけるIgE抗体の存在も確認された。また、抗BP180型粘膜類天疱瘡血清中のIgGおよびIgAの抗BP180自己抗体は同一のB細胞からクラススイッチリコンビネーション(CSR)によって産生されたことが示唆された。本研究によって自己免疫性疾患におけるCSRの役割が明らかにされたことは、自己免疫疾患の新しい研究につながる。また、今回の研究結果をふまえて、今後、新しい自己免疫性水疱症の分類を提案する予定である。
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