研究課題/領域番号 |
18K08292
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53050:皮膚科学関連
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
茂木 精一郎 群馬大学, 大学院医学系研究科, 教授 (20420185)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 急性期褥瘡 / 間葉系幹細胞 / 酸化ストレス障害 / エクソソーム / 酸化ストレス / 褥瘡 / 創傷治癒 |
研究成果の概要 |
本研究では、間葉系幹細胞(MSC)由来エクソソームによる急性期褥瘡の治療効果、及びその制御機構について検討した。我々は、皮膚虚血再灌流障害による皮膚潰瘍の大きさがMSC由来エクソソームによって縮小されることを見出した。さらに、酸化ストレス障害関連因子の発現にも影響を与えることを明らかにし、MSC由来エクソソームによるマウス褥瘡の改善効果の機序に酸化ストレス障害の改善が関わることが示唆された。今回の成果によって、圧迫による潰瘍の発生を予防、抑制する治療を開発できれば、患者のQOL向上、医療費や人件費、労働量の削減につながる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでに、皮膚潰瘍が生じた後の「慢性期褥瘡」に対する数多くの治療法(各種外用薬・貼付剤、陰圧吸引療法など)が開発されてきたが、皮膚潰瘍が生じる前の「急性期褥瘡」に対する治療法はあまり注目されておらず、ガイドライン上でも、除圧と創部の保護だけでありエビデンスレベルの高い治療法がない。せっかく皮膚潰瘍に至る前の褥瘡を早期に発見することができても、残念ながら、潰瘍になるまで観察していく以外に全く方法がない。今回の研究成果によって、急性期褥瘡の発生を予防、抑制する治療を開発できれば、患者のQOL向上、医療費や人件費、労働量の削減につながる。
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