研究課題/領域番号 |
18K08308
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53050:皮膚科学関連
|
研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
高橋 良 杏林大学, 医学部, 講師 (00317091)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | ステロイドパルス療法 / 自然免疫細胞 / 炎症反応抑制 / 制御性T細胞 / ステロイド |
研究成果の概要 |
自己免疫性皮膚疾患の治療において、即効性が高いステロイドパルス療法が用いられているが、その免疫抑制作用機序は明確ではない。本研究は末梢血中の単球がパルス療法で特徴的である「即効性」の背景にある作用機序にどのように関与するのかを調査した。単球はCD14dimCD16+ (pMO)とCD14+CD16- (cMO)の2つの分画に分けられるが、パルス療法直後では一過性にcMOだけの分画になった。また単球系骨髄由来免疫細胞(m-MDSC)の増加も検出された。一過性に増加したcMOはIL-10産生能が極めて高かったことから、cMOが即効性免疫抑制機序の一つとして作用する可能性があることが示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、ステロイドパルス療法における即時性免疫抑制機序の一つとして、一過性に増加する単球の亜集団から大量に産生されるIL-10が抑制作用に寄与する可能性がある事を見出した点である。社会的意義は、本研究で見出した単球の亜集団をモニターすることによって、ステロイドパルス療法の治療効果のバイオマーカーになりうる可能性があることを見出した点である。
|