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慢性移植片対宿主病における単球・マクロファージの役割の解明

研究課題

研究課題/領域番号 18K08328
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分54010:血液および腫瘍内科学関連
研究機関岡山大学

研究代表者

前田 嘉信  岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (60403474)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード慢性GVHD / 免疫学 / 慢性移植片対宿主病
研究成果の概要

慢性GVHDマウスモデルにおいて、syngeneic移植コントロールと比べ気管支肺胞洗浄液BALF中ではLy6CCD11c+単球および、Satが同種移植群で明らかにその割合が増加していることが明らかとなった。以上からLy6C- CD11c+ 単球およびSatMが 慢性GVHDモデルにおいて何らかの役割をしていることが示唆された。Cebpbn-/- キメラマウスの細胞をドナーに使用し、慢性GVHDモデルにおいて解析した結果、急性GVHDが増悪することが明らかとなった。これはCebpbn-/- キメラマウスの細胞には抑制性細胞の頻度が低下しているためと考えられた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

慢性GVHDの予防・治療薬としてこれまでT細胞を抑制する薬剤が使用されてきたが、十分な効果を発揮できていない。本研究により慢性GVHD、特に肺病変における単球・マクロファージの関与が明らかとなった。SatM (Segregatd-nucleus-containing atypical monocytes)と名付けられたLy6C- 単球のなかでもCeacam1+, MSR1+の集団が肺合併症に関与することが示唆された。また、C/EBPbが移植後の免疫抑制に関与することも明らかとなった。これにより治療のターゲットが明らかとなり新規治療薬の開発に繋がる。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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