研究課題/領域番号 |
18K08420
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54020:膠原病およびアレルギー内科学関連
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研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 |
研究代表者 |
永渕 裕子 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (80278001)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | IL-34 / 関節リウマチ / 線維芽細胞様滑膜細胞 / 滑膜細胞 / Interleukin-34 / 骨吸収 / 滑膜炎症 |
研究成果の概要 |
慢性炎症と骨吸収に関与するサイトカインであるInterleukin(IL)-34のRAの病態における役割を検討した。IL-34は変形性関節症(OA)に比べRA患者血清で有意に増加し、RA初代滑膜細胞の培養上清で自発的にIL-34を産生していた。RA線維芽細胞様滑膜細胞(FLS)はIL-34の受容体であるCSF-1Rを発現し、IL-1,TNFα刺激でIL-34を産生した。RAFLSはIL-34刺激でIL-6を産生した。IL-1で刺激したRAFLS から産生されるIL-6は抗IL-34抗体, 抗CSF-1R抗体で抑制された。RA患者においてIL-34が病態形成に関与していることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
IL-34は慢性炎症と骨吸収に関与するサイトカインである一方で、肺がん患者や免疫チェックポイント阻害薬で治療抵抗性の獲得に関与するサイトカインであることが知られている。IL-34は肺がんでの治療標的になることも報告がある。今回研究者は関節リウマチ(RA)患者でIL-34が治療の標的となる可能性を明らかにした。担癌RA患者でのRA治療はガイドラインがなく、また免疫抑制剤は腫瘍免疫の抑制が懸念される。IL-34を標的にしたRA治療の開発は担癌RA患者でも有用である可能性があり、有意義な研究成果であったと考える。
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