研究課題/領域番号 |
18K08424
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54030:感染症内科学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
青柳 哲史 東北大学, 医学系研究科, 准教授 (50581609)
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研究分担者 |
久志本 成樹 東北大学, 医学系研究科, 教授 (50195434)
工藤 大介 東北大学, 医学系研究科, 講師 (30455844)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | IL-36サイトカイン / 細胞外小胞体 / 敗血症 / IL-36Ra / IL-36gamma / 凝固 / 血管内皮細胞傷害 / 炎症 / 好中球 / 単球・リンパ球 / 菌血症 / IL-36 agonists / IL-36 antagonists / Microparticles / Exosomes |
研究成果の概要 |
敗血症におけるIL-36サイトカインの役割について検討を行うことを目的とした。敗血症患者で血漿中IL-36gammaが上昇し、好中球から細胞外小胞体に包埋される形でIL-36Raが放出されることを発見した。IL-36gammaは敗血症の病態において炎症細胞から炎症の惹起、凝固促進、血管内皮細胞障害に関与することが判明し、IL-36Raはこれらを抑制することが明らかになり病態に深く関与することを明らかにした。また、マウス敗血症モデルを用いてIL-36Raが治療候補薬剤の一つになることも示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究はIL-36Raが好中球より産生され、特に細胞外小胞体に包埋される細胞外に分泌されていることを明らかにした。細胞外小胞体は細胞間コミュニケーションを円滑に行うためのツールであるが、感染症による誘導されるIL-36gammaを抑制すために生体内で重要な働きを行っていることを示している。 また、細胞、動物実験を通してIL-36Raが敗血症における治療補薬剤のひとつになる可能性も示した。
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