研究課題/領域番号 |
18K08430
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54030:感染症内科学関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
和知野 純一 名古屋大学, 医学系研究科, 講師 (00535651)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | メタロベータラクタマーゼ / 阻害剤 / メタロ-β-ラクタマーゼ / カルバペネム耐性 / カルバペネム耐性腸内細菌科細菌 / メタロβ-ラクタマーゼ |
研究成果の概要 |
本研究では新規メタロベータラクタマーゼ阻害剤を開発した。本阻害剤はIMP型、NDM型、VIM型といった世界でも主流のメタロベータラクタマーゼの酵素活性を強力に阻害した。また、本阻害剤共存下において、メタロベータラクタマーゼ産生菌に対するカルバペネム系薬の薬効が十分に発揮されることがわかった。さらに、動物実験モデルにおいて、カルバペネム系薬と本阻害剤との併用により、マウスの救命率が大幅に高まることがあきらかとなった。本阻害剤は、メタロベータラクタマーゼ産生菌感染症の治療に有用な阻害剤となり得る可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
メタロベータラクタマーゼ産生菌に対する新たな治療法の開発が喫緊の課題となっている。しかし、現在のところ、メタロベータラクタマーゼを標的にした阻害剤が開発・上市された例はない。本研究により開発したメタロベータラクタマーゼ阻害剤は強力で、しかも安全性も高いことから、将来、メタロベータラクタマーゼ産生菌感染症の治療薬として役立つ可能性がある。
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