研究課題/領域番号 |
18K08440
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54030:感染症内科学関連
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
仲村 究 福島県立医科大学, 医学部, 准教授 (30736690)
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研究分担者 |
金光 敬二 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (90277971)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 放射線障害 / マクロファージ / プロバイオティクス / 炎症性サイトカイン / 敗血症 / 放射線性腸炎 / 易感染性 / オロソムコイド |
研究成果の概要 |
本研究ではプロバイオティクスの投与により、放射線障害を受けたマウスの腸管粘膜が回復し、それによって腸管からのbacterial translocationを介した敗血症の発症抑制効果が得られるかについて検討した。免疫細胞と放射線による腸管粘膜障害との関連性の評価並びに、プロバイオティクス投与による粘膜障害の改善の電子顕微鏡を用いた解析はを行った。放射線被曝下でのプロバイオティクスに よる腸管粘膜修復作用、および最終的に敗血症の発症を抑制する効果があることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、放射線障害により誘導されたanti-inflammatory cellsや急性期炎症性蛋白が腸管粘膜にどのような影響を与えるかについて、電子顕微鏡等を用いた直接的な画像評価を行うことを目的として行った。本研究により、放射線照射による腸管粘膜病変を有する患者において、抗炎症作用のあるプロバイオティクスおよびオロソムコイド投与マウスでは粘膜炎症が軽減する可能性が示唆され、難治性の放射線性粘膜障害に対してそれを改善させる可能性が考えられた。
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