研究課題/領域番号 |
18K08462
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54040:代謝および内分泌学関連
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
水上 浩哉 弘前大学, 医学研究科, 教授 (00374819)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 2型糖尿病 / 膵臓 / 膵島 / β細胞 / 一塩基多型 / 2型糖尿病 / 1塩基多型 / ALDH1A3 / 遺伝 / β細胞減少 / 膵β細胞 / SNPs / 膵島病理 |
研究成果の概要 |
1.SNPs解析:弘前大学の剖検症例111症例(2型糖尿病症例を32症例、非2型糖尿病症例を79症例)を選択した。剖検時に採取した肝臓、腎臓組織からgenomic DNAを抽出した。DNAの品質を確認後、東芝にジャポニカアレー(東芝)にて、DNAのSNPsを網羅的に検討した。 2.病理学的解析:膵島細胞/アミロイド容積、細胞動態の解析を行う。膵臓切片を用いて(1)膵島の各内分泌細胞容積、(2)膵島細胞の増生能、(3)膵島細胞死、(4)膵島細胞の新生能を検討した。既報と同様に、2型糖尿病でβ細胞容積の減少、α細胞容積の増加、膵島新生の増加を認めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において剖検組織を用いて膵島の病理学的変化と遺伝学的変化を相関させる試みを行った。病理学的検索により、糖尿病検体では膵β細胞容積の減少、分化転換の増加が認められた。遺伝子学的検索では、東芝のジャポニカアレーで100症例以上の剖検検体のSNPデータを得ることができた。これら病理学的データ、SNPデータは現在解析中であるが、病理学的変化との関連が得ることができれば、本邦における2型糖尿病の新たな病態の解明につながる可能性がある。さらに、遺伝子変化を標的とした新規治療も期待される。
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