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インスリン/IGF-1両受容体阻害による新規サルコペニアモデルの解析

研究課題

研究課題/領域番号 18K08484
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分54040:代謝および内分泌学関連
研究機関横浜市立大学

研究代表者

富樫 優  横浜市立大学, 医学部, 助教 (10710444)

研究分担者 寺内 康夫  横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (40359609)
白川 純  横浜市立大学, 医学研究科, 客員教授 (70625532)
奥山 朋子  横浜市立大学, 医学部, 助教 (90806928)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードサルコペニア / 2型糖尿病 / 骨格筋 / 糖尿病 / インスリン抵抗性
研究成果の概要

インスリン受容体(IR)/IGF-1受容体(IFG1R)を阻害するOSI-906投与動物モデルにより、2型糖尿病患者のサルコペニアの機構を解析した。OSI-906を14日間投与後、OSI-906群は高血糖と体重減少、四頭筋、腓腹筋の重量低下を認めた。前脛骨筋の組織では、OSI-906投与後に、oxidative fiber の数および割合が有意に増加していたことから、完全に分化した骨格筋におけるIRおよびIGF1Rの阻害が骨格筋の可塑的な変化を誘導することが示唆された。遺伝子解析では、骨格筋のグルコース取り込み促進、細胞周期の抑制的制御、蛋白分解促進、オートファジー亢進の可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

高齢者の糖尿病において、骨格筋の量的・質的減少(サルコペニア)はインスリン抵抗性をもたらす。また、骨格筋におけるインスリン/IGF-1作用の低下は、サルコペニアを加速するとも考えられている。しかし、一度サルコペニアに陥った骨格筋が、再び正常状態に回復する機序は不明である。我々は、IRおよびIGF1Rの双方を阻害するOSI-906の投与が一過性のサルコペニアを誘導し、休薬後に回復を認めることを見出した。本研究では、このモデルを用いて、サルコペニアの病態を解析し骨格筋線維の可塑的な変化を明らかにした。サルコペニアの病態および回復の機序の解明は、骨格筋組織の正常化へ向けた治療法につながる。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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