研究課題/領域番号 |
18K08499
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54040:代謝および内分泌学関連
|
研究機関 | 東北福祉大学 (2020) 東北大学 (2018) |
研究代表者 |
井樋 慶一 東北福祉大学, 健康科学部, 教授 (60232427)
|
研究分担者 |
佐藤 達也 東北大学, 情報科学研究科, 准教授 (00568222)
内田 克哉 東北大学, 情報科学研究科, 助教 (40344709)
山形 聡 弘前大学, 医学部附属病院, 助教 (50769940)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | マウス / 糖質コルチコイド / 遺伝子 / 光遺伝学 / 相同組換え / ドライバーマウス / 視床下部 / コルチコトロピン / ストレス / ウイルスベクター / 不安情動 / 副腎皮質ホルモン / 不安障害 / ペプチド / 脳内投射 |
研究成果の概要 |
我々は視床下部室傍核(PVH)の コルチコトロピン放出因子(CRF)産生ニューロンが正中隆起以外にも複数の脳内領域に直接投射し,しかも, CRF ニューロンの細胞体はPVH 内で亜核を形成していることを見出した.そこで,CRF ニューロン選択的 Cre 発現マウス(CRF-iCreDeltaNeo)を用い,CRF ニューロン一次投射野に逆行性ウイルスベクター HiRetを注入し,亜核選択的に蛍光タンパク質を発現させてそれぞれの亜核の細胞構築を明らかにすると共に,PVH内に光ファイバーを植え込み亜核選択的な活性化や抑制を行うことによりそれぞれの機能解明を行った.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ストレスは様々な疾病発症・増悪因子であり,特に,うつ病,摂食障害,高血圧などはストレスと関連が深い.PVH CRFニューロンはACTH分泌を介し副腎皮質での糖質コルチコイド合成・分泌を制御するが,我々はこれらが正中隆起以外の複数の脳内領域に投射し,PVH内亜核を形成することを見出した.本研究ではCRF-iCreDeltaNeoマウスを用い,亜核ごとの CRFニューロンの性格を形態と機能の両面から検討したものであり,極めて高い独創性を有するばかりでなく,ストレス関連疾患の病態解明,予防法や治療法の開発のためにも貢献する.
|