研究課題/領域番号 |
18K08521
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54040:代謝および内分泌学関連
|
研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
副島 弘文 熊本大学, 保健センター, 准教授 (80332881)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 蛋白尿定性 / 心血管イベント / 危険因子 / 糖尿病 / 透析移行 / 蛋白尿 / eGFR / 血圧 / ヘモグロビンA1c / 慢性腎不全 / 透析 / レニン・アンジオテンシン系抑制薬 / 腎不全 / 血液透析 / コホート研究 |
研究成果の概要 |
血圧コントロールの状況として、登録時から調査毎に得ているデータの収縮期血圧の平均値によって平均の収縮期血圧≧140 mm Hgの患者を血圧高値群とし、140 mm Hg>収縮期血圧≧130 mm Hgの患者群を血圧中間群とし、130 mm Hg>収縮期血圧の患者群を血圧低値群と定義した。そしてeGFRを追跡したデータから各血圧群における透析移行あるいはeGFR<30 ml/min/1.73m2の出現をLate stage kidney disease (LSKD)と定義してその発症を各群間で比較した。LSKDの発症は血圧低値群に比較して、血圧中間群および血圧高値群とも有意に高い発症率であった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アルブミン尿は糖尿病患者の危険因子であることは知られている。しかし尿中アルブミンの測定にはコストがかかり、また多くのクリニックは外注をしているため数日後にしか患者に結果を示すことが出来ない。テストテープの蛋白尿定性では、安価でいつでもどこでもすぐに結果を出すことができる。この蛋白尿定性検査で糖尿病患者のリスク評価が出来るのは大変有意義であると考える。また、高血圧診療のガイドラインでは心血管イベント抑制の観点から大部分の患者には130 mm Hg未満が推奨されている。本研究では、高血圧患者において収縮期血圧130 mm Hg未満に抑えることで腎不全および透析移行を抑制できることが証明された。
|