研究課題/領域番号 |
18K08568
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
江口 寛 大阪大学, 医学系研究科, 特任研究員 (20379267)
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研究分担者 |
安田 昌弘 大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (40264808)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 3Dストローマ培養 / ポリマー粒子 / 自然抗体 / B1細胞 / サンドイッチELISA / 異種細胞 / 3DStroma培養 / Sandwich ELISA / 自然抗体産生 / Vitro / 3D / 間質系細胞 |
研究成果の概要 |
ポリマー粒子を用いてマウス間質系細胞を3Dに構築し、マウス胎児肝細胞より分化させたB1前駆細胞を16週まで3D構造内に長期維持し、In vitroで分泌される自然抗体IgMを高感度サンドイッチ ELISA法にて解析しうるシステムを開発した。2Dに比べ3D培養の方が長期に安定して自然抗体IgMを産生していた。マウス間質系細胞にヒト培養細胞を共培養させると、産生される自然抗体IgMは低下した。この系においては、共培養させる細胞を幅広く選択することが可能であり、各種病態下での自然抗体IgMの役割の解析に有用であると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自然抗体は、感染の初期防御や輸血・移植のみならず自己免疫疾患、癌、動脈硬化症など幅広い疾患において生体内で重要な役割を担っている。本研究では、ポリマー粒子を用い各種間質系細胞を3Dに構築し、その構造内でB1細胞の前駆細胞を長期間維持培養し、Vitroで長期に自然抗体を産生させることに成功した。本法はVitroの系であるため共培養させる細胞に、癌細胞や異種細胞も含め各種病因に寄与する多くの種類の細胞を選択することが可能であり、幅広い病態下での自然抗体の役割の解析に有用であると考えられた。
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