研究課題/領域番号 |
18K08603
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
住吉 秀明 東海大学, 医学部, 講師 (60343357)
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研究分担者 |
遠藤 整 東海大学, 医学部, 講師 (10550551)
岡村 陽介 東海大学, 工学部, 教授 (40365408)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ミズクラゲコラーゲン / 皮膚再生医療 / 再上皮化 / 医療応用 / ナノテクノロジー / 再上皮化促進剤の開発 / 新しい人工真皮 |
研究成果の概要 |
我々は新素材であるミズクラゲコラーゲンが再上皮化と細胞生着を促進し、皮膚再生を速めることを発見した。これは人工構造体を用いる再生医療の予後を著しく改善できる可能性を持つ。本プロジェクト研究では ① ミズクラゲの再上皮化促進機構の機構解析と外用薬としての応用開発、② 細胞生着によって良い組織再構築を果たす人工構造体の開発、以上2件を到達目標にした。① は特許化を目指す有力な創薬候補成分を分離し、② は新規人工埋込みグラフト材として特許化を果たした。本課題のマイルストーンは達成された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在最先端の幹細胞を用いた再生医療の課題点の一つは、コストが高くなること、施行例が限られることであるが、マトリックスベースの再生医療は、より安価で且つ数多くの事例に対応することができる。本技術は細胞の人工マトリックスへの動員を強化し、これまで対応出来なかった事例に応用の幅を拡げることを可能とする。例えば、糖尿病による難治性皮膚潰瘍や褥瘡など再生能力の衰えた患者に対する人工真皮治療は、患者細胞の生着不全のため適用が難しい症例であったが、ここに有効的な一般治療として普及させることができれば高齢化、飽食化で増えてくる治療件数に対応し、患者の健康寿命の延長と医療費の削減の両面に波及効果を見込める。
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