研究課題/領域番号 |
18K08609
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
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研究機関 | 公益財団法人田附興風会 |
研究代表者 |
寺嶋 宏明 公益財団法人田附興風会, 医学研究所 第1研究部, 研究主幹 (40314215)
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研究分担者 |
内田 洋一朗 京都大学, 医学研究科, 助教 (30597745)
渡邊 武 公益財団法人田附興風会, 医学研究所 第1研究部, 研究員 (40028684)
岡島 英明 京都大学, 医学研究科, 客員研究員 (20308604)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 肝虚血再灌流障害 / 肝臓 / 絶食 / 食事制限 / FOXO1 / アセチル化ヒストン / 肝臓外科 / 肝移植 / メタボローム解析 / βヒドロキシ酪酸 / 肝虚血再還流障害 |
研究成果の概要 |
短時間絶食は、マウスにおいて強い肝虚血再灌流障害の抑制効果を示した。その機序を解析すると抗酸化酵素およびオートファジー活性増加を伴い、βハイドロキシ酪酸(BHB)の上昇とヒストンのアセチル化を介したHO-1の上昇、そしてFOXO1の上昇が虚血再還流障害の著明な改善をもたらし、抗炎症効果および細胞死抑制を誘導した。この研究成果を国際学会誌(Proc.Natl.Acad.Sci.USA)へと投稿し報告した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肝切除や移植などの肝臓外科手術においては、肝虚血再灌流障害は回避できない事象である。その肝障害を予防・軽減することは、より良好な術後成績に寄与する。今回、マウスモデルを用いて、短時間(12時間)絶食による著明な障害抑制効果を見出し、その機序に関する解明を行い、PNASへの報告に至った。今後のIRIの予防薬の開発に繋がる社会的な意義の大きい研究である。
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