研究課題/領域番号 |
18K08614
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
川嶋 啓揮 名古屋大学, 医学部附属病院, 准教授 (20378045)
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研究分担者 |
廣岡 芳樹 藤田医科大学, 医学部, 教授 (50324413)
大野 栄三郎 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院講師 (00447822)
宮原 良二 名古屋大学, 医学系研究科, 講師 (50378056)
中村 正直 名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (60467321)
舩坂 好平 名古屋大学, 医学系研究科, 助教 (70599034)
古川 和宏 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院講師 (70624310)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 十二指腸乳頭部腫瘍 / 内視鏡的乳頭切除術 / 十二指腸乳頭部癌 / 十二指腸乳頭部腺腫 / 免疫染色 / IMP3 / 内視鏡的切除 / AI診断 / 進展度診断 |
研究成果の概要 |
免疫染色による診断:乳頭部腫瘍症例の手術摘出標本14例と、内視鏡的切除術による摘出標本11例を選択した。これらの症例で病理学的進行度と染色形態の関係がIMP3で認められた。疫学的に局所切除可能と考えられる腫瘍(n=10)と外科的手術が必要な腫瘍(n=15)では、陽性細胞の比率に有意差が認められた。ROC曲線よりcut off値を10%に設定することにより切除標本では正診率80%で、生検標本でも正診率75%で診断可能であることがわかった。これらの結果を論文報告した。 コンピューター支援画像診断(CAD)による診断:150例を対象に様々な方法の模索を試みたが満足いく結果が得られなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
画像診断では客観的な診断方法がない局所切除可能な乳頭部腫瘍(腺腫とOddi筋に浸潤のない癌)を、IMP3の生検組織による免疫染色で75%の正診率で診断可能であることを示した。この結果は内視鏡的切除あるいは手術の方針決定に客観性を担保する上で意義深いと考えられる。
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