研究課題/領域番号 |
18K08620
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
山崎 章生 九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (80404440)
|
研究分担者 |
大西 秀哉 九州大学, 医学研究院, 准教授 (30553276)
今泉 晃 九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (30624051)
三好 圭 九州大学, 大学病院, 助教 (70755272)
永井 俊太郎 九州大学, 大学病院, 助教 (90755240)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | GLI2 / Hedgehogシグナル / 胆嚢癌 / 増殖 / 浸潤 / 新規治療法開発 / 抗癌剤感受性 / 腫瘍形成能 / Gli2 / 増殖能 / 浸潤能 / 転写因子 / 予後予測因子 / 悪性形質誘導 / 抗腫瘍効果 / 膵癌 / Gli1 |
研究成果の概要 |
GLI1、GLI3ではなくGLI2がGBCの細胞周期を介した増殖能の亢進、上皮間葉転換を介した浸潤能亢進に関与することが明らかになった。また、GLI2がGBCのgemcitabine感受性亢進に関与する可能性があること、マウスの異種移植モデルにおいて線維化の促進に関与すること、 外科切除標本を用いた免疫染色においてGLI2高発現患者でCD3およびCD8陽性腫瘍浸潤リンパ球(TILs)数が少ないことが分かった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
胆嚢癌は難治性の腫瘍であり、治療オプションが極めて少ない。Hedgehog(Hh)阻害剤の臨床研究が行われているが、vitroで認められるような有効性を示す結果は少ない。Hh阻害剤は主に上流因子のSmoothened(SMO)を標的とした分子標的薬が開発されているが、本研究結果は下流因子GLIsの中で、最も研究が進められているGLI1ではなく、GLI2が胆嚢癌の中心的な転写因子であることを示唆しており、胆嚢癌に対するHh阻害剤を用いた治療法開発に大きく貢献するものと考えられる。
|