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胃癌における抗PD-1抗体の効果予測ー末梢血と局所の免疫担当細胞の機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 18K08680
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55020:消化器外科学関連
研究機関山口大学

研究代表者

吉野 茂文  山口大学, 医学部附属病院, 准教授 (60294633)

研究分担者 武田 茂  山口大学, 大学院医学系研究科, 講師 (50403671)
飯田 通久  山口大学, 大学院医学系研究科, 助教 (50554797)
兼清 信介  山口大学, 大学院医学系研究科, 助教(特命) (80555730)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード胃癌 / 抗PD-1抗体 / 効果予測 / バイオマーカー / 免疫担当細胞 / フローサイトメトリー
研究成果の概要

Nivolumabを投与した切除不能・再発胃癌患者を対象として、治療効果を予測するバイオマーカーの検索を行った。
治療開始前と開始6週後において末梢血の好中球/リンパ球比(NLR)を測定し、また末梢血単核球(PBMC)のCD4、CD8におけるPD-1、TIM-3、TIGIT、LAG-3陽性細胞の測定を行った。Treg、MDSCの測定も行った。有効例では治療前後のNLRが維持されており、また治療開始前のCD4+PD-1+細胞、CD8+PD-1+細胞の割合が20%未満であった。
NLR、治療前のCD4+PD-1+、CD8+PD-1+が、治療効果を予測するバイオマーカーになる可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

胃癌に対する免疫チェックポイント阻害薬である Nivolumabが保険適用となったが、有効性を予測できるバイオマーカーは存在しない。Nivolumabの有効性は約半数であり、しかも非常に高額であるため患者選択は必須である。研究代表者はこれまでに消化器癌に対する数多くの免疫療法の経験から、様々なバイオマーカーの検索を行ってきたが、その中でも特にCD4, CD8における PD-1, Tim-3が有用なバイオマーカーになるとの結果を得た。この経験からNivolumabにおいても免疫担当細胞における免疫チェックポイント分子が、新たなバイオマーカーになるのではないかとの着想に至り本研究計画を立案した。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Nivolumab投与した胃癌症例の末梢血好中球/リンパ球比(NLR)と予後との関連2020

    • 著者名/発表者名
      中島 千代、吉野 茂文、武田 茂、飯田 通久、兼清 信介
    • 学会等名
      第120回日本外科学会定期学術集会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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