研究課題/領域番号 |
18K08704
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪国際がんセンター(研究所) |
研究代表者 |
工藤 敏啓 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪国際がんセンター(研究所), その他部局等, 腫瘍内科副部長 (20593859)
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研究分担者 |
佐藤 太郎 大阪大学, 医学系研究科, 寄附講座教授 (40368303)
小関 準 大阪大学, 医学系研究科, 特任助教(常勤) (20616669)
坂井 大介 大阪大学, 医学部附属病院, 特任講師(常勤) (10621071)
石井 秀始 大阪大学, 医学系研究科, 特任教授(常勤) (10280736)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 化学療法 / 癌 / シングル細胞 / がん / 転移 / 代謝 / ピルビン酸キナーゼ / 創薬 / バイオマーカー |
研究成果の概要 |
脳転移巣は強い治療抵抗性を示し、現在の抗がん剤や分子標的治療薬および放射線療法では根本的な有効性が得られないのが現状である。私たちの研究成果により、Warburg効果の鍵分子MPC(ミトコンドリア・ピルビン酸輸送体)による嫌気性解糖系の制御は、上皮間葉形質転換(EMT)を誘導してがん幹細胞化させ、複数の抗がん剤への治療抵抗性を獲得することが明らかになった。機構として脳転移を比較的きたしやすいがん細胞を対象として、血液脳関門(BBB)を構成する細胞群の三次元再構築から、シングル細胞により早期脳転移におけるMPCの役割を究明し、臨床応用を目指した研究を実施した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
より精密な診断のためのバイオマーカーの探索や、新たな治療標的を提示することができるようになり、がん代謝を介したMPCと細胞の形質転換の関連性を通じて、創薬の標的化、機序の解明、抵抗性の予測を通じて、難治がんの精密医療に貢献することができた。手術切除試料を用いた動物モデル(PDX: patient derived xenograft)と、三次元組織構築を構成する細胞群の解析から、早期の転移浸潤における責任分子の役割を究明し、創薬の標的化、機序の解明、抵抗性の予測を通じて、難治がんの精密医療に貢献することができた。
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