研究課題/領域番号 |
18K08768
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55030:心臓血管外科学関連
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
益田 宗孝 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (10190365)
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研究分担者 |
富永 訓央 横浜市立大学, 医学部, 助教 (00818049)
藪 直人 横浜市立大学, 附属市民総合医療センター, 助教 (10760316)
郷田 素彦 横浜市立大学, 附属病院, 准教授 (30644570)
澁谷 泰介 横浜市立大学, 附属病院, 指導診療医 (30818050)
磯田 晋 横浜市立大学, 医学研究科, 客員教授 (40254172)
根本 寛子 横浜市立大学, 附属病院, 指導診療医 (00769333)
金子 翔太郎 横浜市立大学, 附属病院, 指導診療医 (20845474)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 自家心膜 / 弁形成 / 心臓手術 |
研究成果の概要 |
心臓血管外科領域において、臓器の壁欠損部や弁尖などへの補填材料として、患者自身の心膜は最も使用頻度の高いものの一つである。強度が必要な部位では、術野において短時間グルタルアルデヒド処理した自己心膜を使用されることが多いが、それにより長期的には組織の石灰化を引き起こす。現在広く使用されている生体弁は、構造的劣化の対策としてグルタルアルデヒド処理を行った後に、各生体弁メーカーが独自の抗石灰化処理法を用いているが、自己心膜のグルタルアルデヒド処理においては現在のところ手術室で可能な確立した短時間抗石灰化処理法はない。本研究の目的は、術中に施行可能な抗石灰化処理法を確立しその最適化を図るものである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
グルタルアルデヒド処理は経験的に0.2-0.6%程度の濃度での1-10分程度の処理時間が用いられ、すでに多くの患者の体内で長期的な観察が行われている。一方で、術中に施行できる抗石灰化処理とその有効性に関しては検討された形跡は少ない。本研究では①生体弁製造における長時間抗石灰化処理の方法のうち術中に施行可能な抗石灰化処理として、高濃度エタノール処理に着目し短時間抗石灰化処理の確立を図る。 ②短時間抗石灰化処理の評価法を、動物を用いた基礎実験を行うことで確立し短時間抗石灰化処理法の最適化を図る。 弁形成術の成績が向上することでその適応が広がれば、患者のquality of lifeの向上に貢献できる。
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