研究課題/領域番号 |
18K08785
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55040:呼吸器外科学関連
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
鳥羽 博明 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 准教授 (40403745)
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研究分担者 |
川上 行奎 徳島大学, 病院, 特任講師 (00596249)
河北 直也 徳島大学, 病院, 講師 (60522266)
森本 雅美 徳島大学, 病院, 特任助教 (90563817)
谷原 史倫 自治医科大学, 医学部, 准教授 (90754680)
平田 真樹 徳島大学, バイオイノベーション研究所, 講師 (10815583)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 急性肺障害 / 肺の修復・再生 / p53遺伝子改変ブタ / 肺オルガノイド |
研究成果の概要 |
野生型ブタとp53 KOブタを用い,LPSを経気道的に右前葉に選択的に投与して急性肺障害モデルを作成した.CTでは2時間後に浸潤影が出現し,48時間後ではconsolidationを呈した.6時間後,p53 KOブタにて有意な脈拍の低下を認めた.両群で肺障害を呈していることを組織学的に確認した.血清・BALサンプルでは,6時間後のp53 KOブタにおいて,TNF-α・IL-6・IL-10が上昇していた.加えて,ブタ肺からのオルガノイドを試み,基底細胞マーカー陽性細胞を安定的に回収し,3D培養で14日目にオルガノイド様構造物を確認した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究においては,解剖学的・生理学的にヒトに近いブタ,特にp53 KOブタを用いて,p53が急性気道・肺胞上皮の障害・再生にどのような役割を果たすかどうかについて明らかにすることであった.LPS誘導急性肺障害モデルを用いた結果から,p53が肺障害による悪影響から守る役割を果たしている可能性が示唆された.このことから,大動物における肺障害においてのp53の役割に関する知見の一端を初めて明らかにすることができたと考える.
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