研究課題/領域番号 |
18K08804
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55040:呼吸器外科学関連
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
前田 亮 宮崎大学, 医学部, 准教授 (00648769)
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研究分担者 |
薄田 勝男 金沢医科大学, 医学部, 非常勤講師 (00324046)
浦本 秀隆 金沢医科大学, 医学部, 教授 (90389445)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 間質性肺炎 / 肺癌 / 術後補助化学療法 / 転移性肺腫瘍 / 肺転移 |
研究成果の概要 |
病理病期I期の間質性肺炎合併肺癌の切除症例を検討したところ、非合併肺癌と比較して、肺転移による再発が有意に多いことを見出した。この臨床研究より得られた結果から、「間質性肺炎における肺の環境が、肺癌の肺転移巣の形成を促進させる」という新規の仮説を立て、この独自の作業仮説をマウスモデルで検証した。同時に、間質性肺炎を合併した肺癌の術後に、抗線維化薬を投与し間質性肺炎を制御することで、肺転移による再発を抑制することができるのかを検証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
病理病期I期の間質性肺炎合併肺癌の切除症例を検討したところ、非合併肺癌と比較して、肺転移による再発が有意に多いことを見出した。この臨床研究より得られた結果から、「間質性肺炎における肺の環境が、肺癌の肺転移巣の形成を促進させる」という新規の仮説を立て、この独自の作業仮説をマウスモデルで検証した。同時に、間質性肺炎を合併した肺癌の術後に、抗線維化薬を投与し間質性肺炎を制御することで、肺転移による再発を抑制することができることを示した。本研究から、間質性肺炎合併肺癌に対する新たな術後の治療戦略を提唱できたと考えている。
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