研究課題/領域番号 |
18K08823
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55050:麻酔科学関連
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
小川 覚 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (50636131)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 血液凝固 / 止血異常 / 輸血 / 血栓症 / 凝固因子 / 凝固障害 / 血液凝固因子 / 血液希釈 / トロンビン / 周術期 / 大量出血 / 止血 / 心臓外科手術 |
研究成果の概要 |
凝固因子の複合的欠乏が本態となる希釈性凝固障害に対しては、新鮮凍結血漿の投与では生体のトロンビン生成を十分に改善することが難しい。今回、凝固因子混合濃縮製剤である第7因子・第10因子複合体製剤 (FVII/FX)を用いて希釈性凝固障害における止血効果を評価した。血液希釈モデルにおいて十分なFXが存在していることで、効率的なFVIIによるトロンビン生成が可能であった。FVIIa/FXの遺伝子組み換え活性型第VII因子製剤に対する優位性は、血友病患者における同製剤の臨床使用濃度の1/4から1/8程度の低用量でも明らで、FVIIa/FXは希釈性凝固障害時の有用な止血製剤となる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
血液希釈下において十分な第X因子が存在することで効率的な第VII因子によるトロンビン生成が可能であった。遺伝子組み換え活性型FVII因子製剤に対するFVIIa/FXの優位性は、血友病患者における活性型FVII製剤における臨床使用濃度に比較しても低い濃度でも明らかであった。このことは、凝固カスケード上で主要な凝固因子を少量で組み合わせる事で、不必要な酵素誘導に起因した血栓性合併症を低下できることを示唆している。今後、第II因子、 第V因子、第VII因子、第X因子に着目して、新規混合物を作成することで、新たな凝固因子濃縮製剤の開発の足がかりとしたい。
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