研究課題/領域番号 |
18K08844
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55050:麻酔科学関連
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研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
川田 大輔 旭川医科大学, 医学部, 講師 (30595773)
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研究分担者 |
神田 浩嗣 旭川医科大学, 医学部, 准教授 (00550641)
神田 恵 旭川医科大学, 医学部, 講師 (50516820)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 疼痛治療 / ウイルスベクター / 遺伝子治療 / 末梢神経障害 / ウイルス / 疼痛 / 脊髄後角細胞モデル |
研究成果の概要 |
痛み治療として複製欠損型ウイルスベクターを投与することによる遺伝子治療の有用性と鎮痛メカニズムを検討した。本研究では、グルタミン酸デカルボキシラーゼ(GAD)67を発現させ脊髄後角のγ-アミノ酪酸 (GABA) 合成を促進するウイルスベクターを用いた遺伝子治療の有用性を明らかにし、その鎮痛機序を解明した。研究成果として、末梢神経障害性の疼痛モデルに対するヘルペスウイルスベクターの有用性と鎮痛機序の一部を明らかにすることが出来た。加えて、GABA産生を促進するアデノ随伴ウイルスベクターを作製し、細胞レベルにおいてその機能が果たされていることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今までの我々の報告と本研究の成果を踏まえ、さらに痛みの遺伝子治療と神経障害性疼痛のメカニズムの解明を継続して行っていくことで、ウイルスベクターを用いた新しい痛みの遺伝子治療の開発と臨床応用に繋げることが可能になると考える。本研究の成果は、神経障害のメカニズムを解明し、将来的には末梢神経障害患者の疼痛治療に繋がる可能性をもつものであり、疼痛患者のQOLの向上と、疼痛治療の成績向上に大きく寄与することが期待される。
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