研究課題/領域番号 |
18K08897
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55060:救急医学関連
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研究機関 | 福島県立医科大学 (2021-2022) 奈良県立医科大学 (2018-2020) |
研究代表者 |
井上 聡己 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (50295789)
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研究分担者 |
川口 昌彦 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (60275328)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 脳虚血 / スーパーオキサイド / SOD / 脳蘇生 / 蘇生 / 高次機能 |
研究成果の概要 |
SODはフリーラジカルからの障害を軽減する働きがあるため、スーパーオキサイド負荷後にSODがアップレギュレーションしている場合、フリーラジカルが増加するような状態、つまり虚血再灌流時に組織障害が軽減される可能性がある。しかしながらスーパーオキサイド負荷によりプレコンディショニング効果は顕著ではなかった。予想とは逆に虚血後のスーパーオキサイド負荷は脳障害を悪化させる可能性が示唆され、組織学的にも行動学的にもその傾向はみられるようである。現在この研究はいまだ進行中である。スーパーオキサイド発生装置は空気清浄機などにも応用されており人体への影響も今後考慮するためにも当該実験は価値があると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
スーパーオキサイドリッチな環境は空気清浄機のために日常的にさらされやすい環境である。障害を与えない程度のスーパーオキサイド負荷はSOD活性に影響を与えスパーオキサイドに対する耐性を増強するかもしれない。この環境下では虚血後再灌流時に多量に発生する組織障害性のあるスーパーオキサイドに対し少なからず影響を与えると考えられる。これらのことからスーパーオキサイドリッチな環境での虚血に対する影響は今後の我々の生活スタイルに関係することであり研究する意義は高く、今後も進めていく内容と思われる。
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