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造影剤投与による急性腎障害の機序解明および医薬応用

研究課題

研究課題/領域番号 18K08899
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55060:救急医学関連
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

佐々木 淳一  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (90235250)

研究分担者 本間 康一郎  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (10383762)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード急性腎障害 / 造影剤腎症
研究成果の概要

本研究は造影剤による急性腎障害の進行を抑制する新しい方法を提案することを目的とし、私たちが以前に報告した水素分子に着目した。最初に、水素ガスをラットに吸入させ、組織内溶存水素濃度を高感度水素モニターにて複数臓器で測定した。その結果、水素は拡散単独によって分布しているのではなく血流により強く依存していることが示唆された。その結果を踏まえて、水素含有造影剤を作成し、造影剤腎症モデル動物に対する腎臓保護効果を検討した結果、水素を含まない造影剤を投与した群に比較して腎臓保護作用を示す可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

慢性腎臓病患者(CKD)は増加の一途を辿っており、私たちの生活を脅かす新たな国民病と言われている。CKD患者の増加に伴い、血液透析患者は30万人を超え医療経済を圧迫している。CKD患者に対して病気の診断や治療のために造影剤を使用する場面が多く、この造影剤投与により腎臓寿命が短縮することがある。本研究の成果である水素含有造影剤の腎臓保護効果は改善が必要であるものの、造影剤投与による腎臓寿命短縮を抑制する新しい方法として期待できる。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Hydrogen gas distribution in organs after inhalation: Real-time monitoring of tissue hydrogen concentration in rat2019

    • 著者名/発表者名
      Yamamoto Ryo、Homma Koichiro、Suzuki Sayuri、Sano Motoaki、Sasaki Junichi
    • 雑誌名

      Scientific Reports

      巻: 9 号: 1 ページ: 1255-1255

    • DOI

      10.1038/s41598-018-38180-4

    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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