研究課題/領域番号 |
18K08906
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55060:救急医学関連
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研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
高氏 修平 旭川医科大学, 医学部, 助教 (20793897)
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研究分担者 |
上野 伸展 旭川医科大学, 医学部, 特任講師 (30436000)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | プロバイオティクス / 腸内細菌 / 敗血症 / 急性膵炎 / 腸内細菌叢 / 重症急性膵炎 / 多臓器不全 / 腸管バリア / Dysbiosis |
研究成果の概要 |
乳酸菌より抽出された生理活性物質である長鎖ポリリン酸は腸内細菌叢の変化をもたらし、炎症増悪に関連するDesulfovibrio などの菌群を減少させ、逆に炎症改善に作用する有益な菌群であるAlistipesを増加させることが明らかとなった。加えて長鎖ポリリン酸は腸管バリア機能を増強させる働きがある。急性膵炎の悪化には腸内細菌叢が深く関連しており、長鎖ポリリン酸投与による腸内細菌叢の変化と腸管バリア機能の増強作用の両者を介して、急性膵炎が改善することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで我々が行ってきた長鎖ポリリン酸による研究はいずれも腸管病変を対象にその治療効果を検討してきた。これに対して本研究は長鎖ポリリン酸が腸内細菌叢の変化を引き起こし、膵臓などの腸管外の遠隔臓器にまで作用を及ぼしている可能性を示した点において、その学術的意義は大きい。本研究の社会的意義は、将来、腸内細菌叢をターゲットとした他臓器疾患の治療薬開発につながる可能性を示したことである。
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