研究課題/領域番号 |
18K08933
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
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研究機関 | 秋田県立循環器・脳脊髄センター(研究所) |
研究代表者 |
國分 康平 秋田県立循環器・脳脊髄センター(研究所), 脳神経外科学研究部, 客員研究員 (90775727)
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研究分担者 |
清水 宏明 秋田大学, 医学系研究科, 教授 (20506638)
高橋 和孝 秋田大学, 医学部附属病院, 講師 (60321999)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | multi-detach point coil / 脳動脈瘤塞栓術 / 塞栓用coil / 電気離脱式coil / 機械離脱式coil / 脳動脈瘤 / MDP coil |
研究成果の概要 |
本研究は、脳動脈瘤の瘤内塞栓術の際に有用な新たなcoilを開発することが目的である。現在流通している塞栓用coilに新たにdetach systemを組み込むことを検討し、まずは2か所でcoilを離脱できるようなsystemを構築することを企図した。離脱部位がPVA(polyvinyl alcohol)で作成されている電気式離脱coilに新たに機械式離脱部位を組み込むことで、coilを2か所で離脱できるようにした試作coilを作成した。試作coilを用い血管モデルでのcoilの離脱試験を行ったところ問題なくcoilを2か所で離脱留置することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
瘤内塞栓術ではレアメタルであるplatinumを素材とした塞栓術用のcoilが使用されるが、現在流通しているcoilには必要な長さを自在に瘤内に離脱できるsystemがない。瘤内塞栓術中に使用し一度回収したcoilは、場合によってはその手術中に再利用されず医療資源の損失となりうる。またcoilの回収は手術時間の延長にも関与する。今回発案したmulti-detach point coil(MDP coil)には、医療経済に貢献しかつ瘤内塞栓術の成績向上に寄与する可能性があると考えられる。
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