研究課題/領域番号 |
18K08981
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
|
研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
仁藤 智香子 日本医科大学, 医学部, 教授 (30409172)
|
研究分担者 |
須田 智 日本医科大学, 医学部, 准教授 (00366733)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 幹細胞治療 / 歯髄幹細胞 / AAVベクター / 脳保護効果 / 脳梗塞 / 歯髄由来間葉系幹細胞 / 炎症抑制 / 血管新生 / 血液脳関門障害 / 脳虚血モデル / アデノ随伴ウイルスベクター / 肝細胞増殖因子 / 血液脳関門 / 遺伝子治療 / 幹細胞移植 / 脳虚血 / 局所脳虚血モデル / 神経細胞保護 |
研究成果の概要 |
治療遺伝子である肝細胞増殖因子(HGF)を強発現させたDPSC(DPSC/HGF)を急性期脳梗塞モデルに投与することにより、幹細胞単独投与よりも有意な梗塞縮小効果が得られ、また動物の運動機能についても有意な改善を認めた。その効果のメカニズムとしては抗炎症作用や血液脳関門障害の軽減による神経細胞死の抑制や血管新生効果が考えられた。さらに、移植細胞の追跡を行うと、再灌流14日後では虚血脳半球に細胞生着が認められなかったことから、移植されたDPSCs/HGFは長期間脳内に生存しないため、宿主におけるHGF発現増強は一過性であり、免疫抑制等の副作用も少ないと考えられた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この研究成果は、遺伝子修飾を施した治療用細胞を損傷脳組織に導入し、適切な期間維持させる方法を開発する基盤となり、新規脳梗塞治療へとつながる可能性がある。
|