研究課題/領域番号 |
18K08991
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
浅川 哲也 浜松医科大学, 医学部, 特任助教 (00469917)
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研究分担者 |
杉山 憲嗣 浜松医科大学, 医学部, 准教授 (00235904)
野崎 孝雄 浜松医科大学, 医学部附属病院, 講師 (10598494)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | パーキンソン氏病 / 脳深部電気刺激術 / 微細運動 / 粗大運動 / 分子イメージング研究 / 行動判定テスト / 脳深部電気刺激 / PET計測 / PET / 脳血流 / 動物モデル / 脳深部電気刺激療法 / サルPDモデル / 神経制御回路 |
研究成果の概要 |
本研究において、まずサルパーキンソン病モデルにSTN-DBS術を実施したうえで、微細運動を計測するため開発したgripping test (GT)を実際にサルで検証し、若干の改良を行い、最終版のGTを確定した。次に、GTを用いて、DBS下とLevodopa投与下の微細運動パフォーマンスを確認した。更に、サルの微細運動とヒトPD患者のデータを直接比較できるように、ヒトPD患者用のGTの開発を開始した。最後に、4頭サルモデルにつきDBSにおけるGT実施中の脳血流の変化をH215O-PETで測定し、賦活される脳の領域を観察した。その他、論文リストに記載した他の研究もサポートした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
微細運動の改善に関して、ドーパミン系薬物とSTN-DBSのいずれが有効であるかについては異論が多い。その原因は、ヒトとサルに使用した行動判定テストが異なり、ヒトとサルの結果を直接比較できないことにあると推定した。今回開発したサル用のGTと現在開発中のヒト用のGTを応用することにより、ヒトとサルの微細運動の結果を直接比較可能となる。更に、ヒトとサルの微細運動と粗大運動を同時に計測できる新たなHand reaching test(HRT)の開発により、ヒトPD患者とサルモデルの結果に相違が生じた機序を究明することができる。これらの成果は、DBSの作用機序に新たな知見を提供するものと期待される。
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