研究課題/領域番号 |
18K08996
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
小川 大輔 香川大学, 医学部附属病院, 助教 (70524057)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | Glioblastoma / (pro)renin receptor / molecular therapy / glioma / microRNA / Wnt/β-catenin pathway / glioma stem cell / gliomagenesis / glioblastoma / pro-renin receptor / therapeutic target / pro-renin / プロレニン受容体 / グリオーマ / 薬剤耐性 |
研究成果の概要 |
神経膠腫(グリオーマ)の中でも膠芽腫は最も予後の悪い脳腫瘍であり、早急な追加療法の開発が望まれている。本研究計画のターゲットである(プロ)レニン受容体((p)RR)が、Wnt/βカテニン経路を介して、がん形成に関わる重要分子であり、グリオーマにおいてもグレードに関わらず恒常的に(p)RRが発現しており、これを抑制することで膠芽腫の増殖能が抑えられることを報告する。また、(p)RRの発現を制御するmicroRNAは存在するのか?存在するならば、(p)RRの働きを抑制することで、ドライバー分子を失ったグリオーマの腫瘍形成能は失われるか?について解明し、膠芽腫に対する新規治療法の開発を目指した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
膠芽腫の標準治療でさえ、平均生存期間は14カ月であり、早急な追加療法の開発が望まれている。本研究計画の目的は、(p)RRを抑制するmiRを同定し、膠芽腫に対する真新しい治療法を確立することである。申請者らの膠芽腫と(p)RRとの研究は世界をリードしており、そこへ申請者のmiRに関する研究技術が相まって、本研究計画は、この点において学術的独自性と創造性をもっており、 (p)RRを用いた膠芽腫の新規治療戦略の基盤を創出することが可能である。その結果、膠芽腫患者の予後の改善に寄与することが十分期待される。このことから本研究から得られる成果は、社会的に極めて大きなインパクトを与えると想定される。
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