研究課題/領域番号 |
18K09001
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
|
研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
高島 康郎 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任准教授 (50621083)
|
研究分担者 |
山中 龍也 京都府立医科大学, 医学部, 特任教授 (20323991)
川口 淳 佐賀大学, 医学部, 教授 (60389319)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
|
キーワード | 中枢神経系原発リンパ腫 / エクソーム / トランスクリプトーム / メタボローム / がん免疫 / マイクロRNA / 膠芽腫 / グリオーマ幹細胞 / エクソーム解析 / マイクロRNAアレイ / 網羅的N型糖鎖発現解析 / メタボローム解析 / N型糖鎖 / 間葉系幹細胞 / 多変量解析 / PD-1 / がん細胞リプログラミング / 分子標的治療薬 / 免疫チェックポイント / がん幹細胞 / 脳リンパ腫 / 神経膠腫 |
研究成果の概要 |
中枢神経系原発リンパ腫(PCNSL)において予後不良を示すエクソン変異,がん免疫遺伝子の発現変動が見つかり,miR-101/548b/554/1202の組合せで予後予測が可能であった.メソトレキセート(MTX)耐性PCNSL細胞株において細胞型特異的解糖系亢進,高マンノース増加,シアル酸化型A2G2FとA2G2FBの減少がわかり,ボルテゾミブはPCNSLのMTX感受性を上昇させた.膠芽腫においてもがん免疫チェックポイントの遺伝子発現により予後予測が可能であった(B7-H3, GATA3, LGALS).また,間葉系およびグリオーマ幹細胞の遺伝子高発現は予後不良であった.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、中枢神経系原発悪性リンパ腫および膠芽腫におけるトランスクリプトーム、マイクロRNAアレイ、プロテオーム、メタボローム、網羅的N型糖鎖発現、レクチンアレイのデータを取得し、がん免疫や微小環境に関わるマイクロRNAを含む複数のリプログラミング因子の候補を得た。さらに候補因子を絞り込み、これらの腫瘍細胞においてリプログラミングを行うことで正常細胞へと誘導できる可能性がある。これは、これまでの外科治療、化学療法、放射線治療、がん免疫療法に続く次世代型がん治療再生医療へと発展する可能性がある。
|