研究課題/領域番号 |
18K09030
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
松本 知之 神戸大学, 医学部附属病院, 講師 (50546588)
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研究分担者 |
林 申也 神戸大学, 医学部附属病院, 助教 (20437487)
橋本 慎吾 神戸大学, 医学研究科, 特命助教 (20457089)
松下 雄彦 神戸大学, 医学研究科, 講師 (40467650)
黒田 良祐 神戸大学, 医学研究科, 教授 (80379362)
高山 孝治 神戸大学, 医学部附属病院, 医学研究員 (80546490)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 脂肪幹細胞 / 骨折治癒 / 脂肪由来再生幹細胞 / 難治性骨折 |
研究成果の概要 |
ヒト新鮮・凍結保存ADRCの増殖能・多分化能・細胞表面マーカーの評価においては、新鮮・凍結保存ADRCにおいて同等の増殖能・多分化能を示すことが確認された。さらに、免疫不全ラットを用いた難治性骨折モデルへのADRCの局所投与では、血管新生ならびに骨形成を促進し、画像および組織学的評価において骨癒合を促進することが確認され、ADRCが実臨床の難治性骨折や偽関節への有望な治療戦略となりうることが示唆されている。さらに、凍結群は新鮮群とほぼ同等の骨折治癒効果を示しており、ADRCは凍結保存下でも骨折修復効果を維持できることが確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脂肪由来再生幹細胞(Adiposederived regenerative cells; ADRCs)の再生医療としての臨床での使用が普及しているが、その機序に関してはいまだに不明な点が多い。本研究では難治性骨折モデルにおけるその有用性が細胞自身の分化およびパラクライン効果が関与していることが証明された。さらに凍結細胞での治癒能も新鮮細胞と同様に確認されたことにより、臨床での凍結細胞使用の有用性を示唆するものであり、患者が自身の細胞を凍結することで複数回治療を受けれるという恩恵につながる。
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