研究課題/領域番号 |
18K09057
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
近藤 直樹 新潟大学, 医歯学総合病院, 講師 (70543388)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | Mpp7遺伝子 / 体重 / ノックアウトマウス / 骨密度 / Mpp 7 / 骨粗鬆症 / 骨密度決定候補遺伝子 / MPP-7 / Mpp7 / 骨芽細胞 / 破骨細胞 |
研究成果の概要 |
骨粗鬆症は骨折のリスク因子であり、生活の質の低下に直結する疾患である。ヒトゲノムワイド関連解析によりmembrane palmitoylated protein 7(MPP7)遺伝子が骨密度に関与することが示された。その際、MPP7の発現低下が骨密度の低下と相関した。申請者らはMpp7遺伝子の欠損マウスを樹立し生体内におけるMPP7の機能を解析した。雌のMPP7欠損マウスは野生型マウスよりも有意に低い体重を示した。雄のマウスでは体重差は認めなかった。体重を除いては、Mpp7-KOマウスに特異的な異常は同定できなかった。MPP7蛋白は複数のヒト骨肉腫由来の細胞株に発現していることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
MPP7が生体内において体重制御に関与すること、樹立したMPP7欠損マウスがMPP7による骨密度の制御機構を解析する上で、有用なモデル動物になることを示した。 HTLV-1は成人T細胞白血病およびHTLV-1関連脊髄症の原因ウイルスである。これらの病気の発症には、HTLV-1のTax蛋白が深く関与する。MPP7およびDLG1をTaxの結合因子として同定した。HTLV-1の病原性におけるMPP7の役割は不明であり、Mpp7-floxマウスおよびMpp7-KOマウスはHTLV-1の病原性を解析する有用なツールになる。
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