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細菌の細胞間情報伝達機構を阻害する薬剤による人工関節感染の治療に関する探索研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K09068
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56020:整形外科学関連
研究機関佐賀大学

研究代表者

宮本 比呂志  佐賀大学, 医学部, 教授 (40229894)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
キーワードバイオフィルム / クオラムセンシング / 人工関節感染 / 人工関節 / 黄色ブドウ球菌 / MRSA / 感染
研究成果の概要

人工関節感染の原因は,インプラント表面に細菌バイオフィルム(BF)が形成されることにある.ミリセチンが濃度依存的にTi合金の表面で形成されるMRSAのBF形成を抑制することが明らかになった。ミリセチンと同様のガロイル基をもつ没食子酸およびそのエステル誘導体のポリスチレン上のMRSAのBF形成への影響を検討した。その結果、BF形成が没食子酸エチルエステルで抑制されることが判明した。in vivo 蛍光・発光システムを使用してこの効果が生体内でも発揮されるか検討中である。没食子酸エチルエステルが人工関節表面のMRSA感染を予防または治療できる可能性がある。

研究成果の学術的意義や社会的意義

クオラムセンシング機構と呼ばれる「細菌の細胞間情報伝達機構(コミュニケーションシステム)」がバイオフィルム形成に深く関連していることに着目して、従来の抗菌剤(無機物、有機物、化学療法剤)と異なった「QS阻害剤」によるバイオフィルムの制御を目指した本研究は斬新である。米国疾病管理予防センターは「手術部位感染予防のためのガイドライン(2017年)」内で「人工関節置換術におけるバイオフィルム形成もしくは手術部位感染の予防のためのバイオフィルム制御薬を評価した研究を見つけることができなかった(未解決問題)」と報告している。本研究は国内外で解決が待たれている非常に重要な研究課題に挑戦した研究である。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2024-01-30  

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